近年、世界中で活用されているRPA。いまだシステムを触った経験がないものの、ついにRPAの導入を検討し始めた方はいませんか?
そんなときに役立つのが、RPAツールの導入方法や基礎知識、導入事例をまとめた本です。
この記事では、RPAツールについて詳しく知りたい方へ向けて、RPAを解説するおすすめ本5選をご紹介します。導入前の悩みを解決できるよう基礎知識についても解説しますので、あわせてご参照ください。
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1.RPA関連の本を読む前に知っておくべきこと
RPA関連のおすすめ本を読む前に、基本知識を身に付けておくのが大切です。RPAで自動化できる業務や導入手順を把握しておけば、RPAの何を本で学習すべきか掴みやすくなります。
ここでは、RPA関連の本を読む前に知っておくべきことを説明します。
1-1.RPAで自動化できる業務
PRAツールで自動化できる業務は「定型業務」「サポート業務」「データの収集・分析業務」などです。
基本的には、「手順が一定で人の思考判断がいらない業務」のほとんどをシステムによって自動化できます。
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定型業務
定型業務とは、請求書作成や経費処理など、作業手順が明確な業務を指します。シートAからシートBにデータを転記するだけのような定型作業のほとんどは、RPAツールによる自動化が可能です。
RPAツールは作業手順がルーティン化されており、誰が対応しても同じ結果が出る業務の自動化を得意としています。
一度設定した手順をミスなく完璧に繰り返すシステムのため、定型業務をRPA化すれば、入力ミスや計算ミスなどのヒューマンエラーを失くせるのもメリットです。
サポート業務
サポート業務とは、メールの返信や顧客情報の照会など、お客様からのお問い合わせに対応する業務を指します。お問い合わせに対する自動返信など、顧客の名前に合わせて自動的にメールを編集&送信する作業もRPAツールによる自動化が可能です。
お問い合わせ内容に対する返信文を事前に設定しておけば、メールを受信したときに自動返信するシステムを構築できます。
また、カスタマーサポートセンターでは、電話番号を参照してデータベースから顧客情報を取り出すのにRPAが使われている事例も存在します。
緊急性の低い対応はRPAで完全に自動化し、有人対応が求められる問い合わせはRPAを使ったアシストで業務の効率化が可能です。
対応がスピーディになるため、顧客満足度の向上も期待できます。
データの収集・分析業務
データの収集・分析業務とは、マーケティングに欠かせないキーワード調査やデータ収集、分析業務などを指します。
RPAを使えば「スクレイピング」と呼ばれる手法でWebサイトのデータ収集を自動化できるため、Webマーケティング担当者の業務負担を軽減できます。
また、最新のデータを保ちやすいのもメリットのひとつです。
更新日時を併記する仕組みをシステム化すれば、常に最新情報を把握しやすくなります。データ収集・分析業務のRPA化によって、企業戦略やマーケティングなど重要な箇所に人材を注力しやすくなるのもポイントです。
1-2.RPAを導入するまでの流れ
RPAを導入するまでの流れは、主に6ステップあります。
- 自動化したい業務を洗い出す
- RPAツールを選ぶ
- 業務を自動化する
- 効果測定をする
- 本格導入する
- 運用・保守を行う
RPAツールの導入を成功させるコツは、自動化したい業務の洗い出しです。RPAツールのシステムを使えばさまざまな定型業務を自動化できますが、その一方で人の判断が必要な作業は自動化できません。
また、RPA化によって業務を効率化した先に、人の手による対応が必要だとそこがボトルネックになってしまい、ツールの導入効果が薄れてしまう可能性も。
そのため、「どのような業務を自動化すべきか」「その業務を自動化して得られるメリットはなにか」などをよく検討すると、RPAツールの導入に失敗しにくくなります。
サポートの手厚いベンダーなら「RPAの導入・効果測定・運用サポート」まで行ってくれる事例もあるため、自動化する業務の選定を間違えなければ一定の効果を得やすくなっています。
なお、RPAはソフトによって対応できるシステムや得手不得手が異なるため、それらを見分けるのも大切です。
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2.RPA導入に役立つ初心者向けおすすめ本5選
RPA関連の本は、「RPAの基本知識が学べる入門書」と「RPAツールに特化した技術書」に分けられます。RPAを導入する前に、RPAの基本知識が学べる入門書などの本で幅広い知識を身に付けるのもポイントです。
ここでは、システムの導入前に読みたい「RPA初心者向けのおすすめ本」を厳選してご紹介します。
2-1.『「職場のRPA」入門―業務自動化ロボットと正しく付き合う法』
出典元:Amazon(公式サイト)
『職場のRPA入門』は、週刊ダイヤモンドの特集ページを電子書籍化した入門書です。
「RPAとは何か?」「RPAツールの比較方法」「RPAツール導入時の注意点」などの基本知識が分かりやすくまとめられています。
電子書籍のKindle版での提供ですが、110円(税込)でRPAの基本知識が学べます。
「仕事に効く」タイムリーなビジネス情報が掲載されている、週刊ダイヤモンドのRPA関連の特集ページを安価に読みたい方におすすめの本です。
2-2.『RPAで成功する会社、失敗する会社』
出典元:Amazon(公式サイト)
『RPAで成功する会社、失敗する会社』は、費用対効果が感じられるRPAツールの導入に言及している入門書です。
RPAツールを活用しきれずに失敗する会社と、RPAツールを活用して業務効率化に成功する会社の取り組みの違いが分かりやすく解説されている点が大きな特徴です。
RPAを「どこに」「どれだけ」「どのように使えばいいのか」を解説しており、業務の自動化で浮いた時間の使い方まで述べられています。
本書を読んだユーザーから「RPA導入をどのように活用していけばよいか悩んでいたが、さまざまなヒントをもらえた」「自社にRPAを導入すべきかが、この書籍を読むだけでクリアになった」と高く評価されています。
そのため、業務の効率化や生産性の向上を目指しているけれど、ツールの導入が本当に効果的か把握したい方におすすめなRPA入門者向けの本です。
2-3.『図解入門最新RPAがよ~くわかる本』
出典元:Amazon(公式サイト)
『図解入門最新RPAがよ~くわかる本』は、『RPAの基本』『導入前の心得』『導入プロセス』と、RPAの導入までのプロセスが図解で分かりやすく解説されている入門書です。
RPAについて広く浅く紹介されている一冊です。書籍の中に図解が散りばめられているため、エンジニアでなくてもRPAについて理解しやすくなっています。
本書を読んだユーザーから「エンジニアではない私でも、RPAについて理解できるようになりました」「短時間でRPAについて網羅的に理解できる一冊です」と高く評価されています。
そのため、RPAを小耳に挟んだ程度の方など、まずはRPAの概要を理解したい方におすすめの本です。
2-4.『成功と失敗で学ぶRPA』
出典元:Amazon(公式サイト)
『成功と失敗で学ぶRPA』は、日経クロステックが出版している入門書です。
大手企業90社のRPA活用術を調査して作り上げています。
冒頭では「1,700万時間が浮いたRPAによる業務自動化の威力」「RPAの業務自動化による社員への効果」などが紹介されており、RPAの魅力が具体的に分かるようにまとまっています。
また、大手企業16社のRPA活用事例が紹介されているため、どのように活用していけばいいかが具体的に分かるのもポイントです。
RPAと相性が良いOCR(光学的文字認識)を連携して使いこなすワザなど、最新のRPA活用術が学べる一冊といえます。
本書を読んだユーザーから「他社事例が紹介されていて、自社のRPA活用術のヒントになりました」「RPA導入した場合に、どの程度の効果を出すことができるかイメージしやすかったです」と高く評価されています。そのため、RPAの効果を具体的に知りたい方におすすめの本です。
2-5.『RPAの威力』
出典元:Amazon(公式サイト)
『RPAの威力』は、グローバルコンサルティングファームのアビームコンサルティング株式会社が出版している入門書です。大和ハウス工業やNECマネジメントパートナー、ブリヂストン中国などRPAの革新力に気付いた先進企業8社の事例が収録されています。
RPAツールを導入して得られる効果だけでなく、どのように導入すれば業務効率化や生産性向上が実現できるかコツまで記載されています。
RPAツールを活用するためのポイントが細かく記載されているため、システムの導入前に読んでおきたい一冊です。
本書を読んだユーザーからは「RPAで実現できる業務改善について理解できた」「コンサル会社の書籍だけあって、RPAとはどのようなものか腑に落ちた」など高く評価されています。そのため、RPAについて具体的に学びたい方におすすめの本です。
3.RPAについて本で学習する際の注意点
RPA関連でおすすめの本をご紹介しましたが、学習する際に気をつけるポイントがあります。それは、RPAについて本で学習するだけでは、正しく導入できるとは限らない点です。
ここでは、RPAのおすすめ本で学習する際の注意点をご紹介します。
3-1.学習に時間がかかる場合がある
RPA関連の知識や技術を身に付けるには、相応の学習時間が必要です。
- RPAに関する基礎知識
- RPAに関する応用知識
- RPAツールの選び方
- RPAの開発方法
- RPAの運用方法
- 業務改善のための分析スキル
RPAの開発や運用を自社で行う場合、実務レベルの知識が身に付くまで時間がかかります。
その理由は、ExcelやAccess、VBAなどのスキルやOSやハードウェアに関する知識など、幅広いスキルが求められるためです。
また、仮に本で学習した知識でRPAを運用段階まで運べたとしても、トラブルが起きたときの対応が遅れてしまう可能性もあります。場合によっては、業務に甚大な被害を与えてしまうかもしれません。
学習時間が持てない場合は、RPAに関する基礎知識とRPAツールの選び方を学び、RPAの開発はベンダーに任せるのをおすすめします。
ココがポイント
学習に掛かる時間やトラブル対応のコストを踏まえると、ベンダーを利用する方が総合コストが割安になるケースもある
3-2.情報が最新でない可能性がある
RPAの学習でおすすめされる本のなかには、最新ではない情報を扱っている可能性があります。そのため、RPAツールについて学ぶときは出版年月日の新しい本がおすすめです。
RPAの技術は日々アップデートされており、多種多様なソフトが登場しているほか、RPAツールも新機能などが搭載されています。特定のツールに関する技術書を読んでも情報が最新ではなく、反映できないトラブルもゼロではありません。
実際に提供されているRPAツールの機能と、本に掲載されているRPAツールの機能が異なると、RPA導入時に混乱を招いてしまう恐れも。最悪の場合は、RPAツールの導入計画が失敗に終わってしまいます。
そのため、RPA関連の本を読むときは、情報が最新か確認してから読み進めるのをおすすめします。
3-3.自社に合うツールが分からない場合がある
RPA関連の本には他社事例が紹介されており、真似をして同じツールを導入する方もいます。
しかし、企業ごとに自動化したい業務は異なるほか、ソフト自体も自動化する作業の向き不向きがあるため、どのようなRPAツールが自社に最適か判断しにくいのも事実です。
仮に同業他社だったとしても、RPA担当者の理解度に差があり、うまくシステムを運用できない可能性もあります。言い換えれば、社内にRPA関連に知識を持った人材がいるかいないかで、選ぶべきRPAツールは変わります。
自社に合うツールは、現場や業務プロセスを確認しなければ判断できません。そのため、他社事例を真似する前に自社にとって最適なソフトかを確認するのが大切です。
もし、RPAツールの導入に不安がある方は、オーダーメイドでシステムを開発してもらえるサービスを利用するのもポイントです。
たとえば、オーダーメイドでRPAツールを制作するサービス「RaBit」なら、どのような業務を自動化したいのか、RPAに何を求めているのかをお伝えいただくだけで、ヒアリングから開発、導入までプロがサポートいたします。
4.まとめ
今回は、RPA関連でおすすめの本をご紹介しました。RPAの基本概要が図解で分かりやすく解説されている入門書や、他社事例が紹介されている入門書など、本の種類はさまざまです。
しかし、RPAに関する知識や技術の習得には一定以上の時間がかかり、どのようなRPAツールが自社に合っているかは企業で異なります。RPAの早期導入を検討している方は、RPAのオーダーメイドサービスを利用するのも1つの方法です。
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