RPAは業務効率化を実現できるツールとして注目を集めており、近年大手企業を中心に導入が進められています。そのため、ツールについて学習できるRPA講座も人気を集めています。
しかし、RPA講座ではいったい何が学べるのか、具体的なイメージが掴めていない方も少なくありません。
この記事では、RPA講座について、メリットや学習できる内容をご紹介します。
あわせて実際のRPA講座の例や、利用するうえでの注意点についても解説しますので、合わせてご参照ください。
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1.RPA講座を受講するメリット
RPAのシステムを使って定型業務を自動化するには、一定のスキルが求められます。実際の使い勝手はRPAソフトによって異なるものの、ツールを使いこなせる社員がいるかどうかで達成できる業務効率化が大きく変わるのも事実です。
そのため、実践的な内容を学習できるRPA講座が人気を集めています。ここでは、RPA講座を受講するメリットについてご紹介します。
1-1.RPAで業務効率化できる社員が増える
RPA講座を利用すれば、定型業務を自動化できる社員を効率的に増やせるメリットがあります。担当者が直接普段の作業をRPA化できるため、システムを使いこなせる人数が増えれば、その分業務の効率化がスムーズに進むといっても過言ではありません。
RPAのソフトにはドラッグ&ドロップのみで自動化を実現できるシステムもありますが、作業内容によっては簡易的な操作だけでは対応しきれない可能性も残ります。
RPA講座では、ツールの使い方について実際の業務に即した活用方法が学べます。そのため、RPA講座で学習した内容をすぐに実践的な業務効率化へ活かしやすいのもメリットです。
1-2.社内で教育する手間が省ける
RPA講座は、実践的な一連の知識をまとめて得られるため、社内で教育する手間や時間を省けるメリットがあります。
社内教育でRPAの使い方を学ぶには、時間や手間、環境の整備などが必要です。指導のノウハウを身に着けた人材の育成から始める必要もあり、コストや時間がかかってしまうため、RPAの教育や導入がなかなか進まない事例も少なくありません。
そこで、RPA講座を利用すれば社内教育にかかる時間や手間を大きくカットできます。
それぞれの企業が自社のニーズに合わせたコースを受講できるほか、ITスキルに応じて、ツールの基礎的な使い方から実践的なテクニックまで細かい段階を踏んだ学習も可能です。
また、社内で教育する側の人材を育てるのにもRPAの講座が役立ちます。教育担当者やメンターがRPAについて講座で学習しておけば、そのノウハウや教育手法を学び取れるため、今後の人材育成に役立つといえます。
1-3.講座によっては分からない点を質問できる
RPA講座によっては、講師に直接質問できる場合があります。質問できるサポートがあれば、社員の「RPAについてわからない部分や疑問点」を効率よく解決できるため、ツールについての理解度向上に役立ちます。
とはいえ、講座によっては質問できる回数が決まっていたり、そもそも質問を受け付けていなかったりする場合があります。
RPAの講座を受講する場合は、事前にサポート内容をチェックしておくのも大切です。
社員のスキルに合わせ、RPA講座を選ぶときは質問サポートの有無で比較検討するのをおすすめします。
ココがポイント
RPAの知識に不安がある方は質問のできる講座を選ぶのが大切
2.RPA講座で学べる内容
RPAで業務を効率化するには、基礎的な操作方法をはじめIT知識などの幅広い知識が必要です。そこで、RPA講座を受講すれば、RPAの運用に必要なスキルを網羅して学習できます。
ここでは、RPA講座で学べる代表的な内容についてご紹介します。
2-1.RPAツールの基本操作
RPA講座では、RPAツールに必要なさまざまな知識を学習できます。
「RPAで何ができるのか」「基礎的なITスキル」「ツールの操作方法や自動化に使えるテクニック」まで、RPAの基本的な操作に必要な情報を広く学べます。
RPAソフトには非常に簡単な操作で業務を自動化できるシステムもありますが、幅広い業務に対応するには細かな操作や設定方法まで習熟しなければなりません。場合によっては、基本的な操作を効率的に行えず、業務のRPA化が思ったより進まなかった事例も。
RPA講座を利用してツールについて学習しておけば、業務の効率化を達成しやすくなります。
2-2.RPAツールの運用に必要なスキル
RPAツールの運用に必要な実践的スキルも、RPA講座を通して学習できます。
RPAの導入効果を発揮するには、ツールの使い方だけではなく、「業務の洗い出しや業務フローの整理」「保守管理方法」「セキュリティ対策」など幅広い知見が必要です。
特に業務フローの洗い出しや整理ができていないと、RPAの効果が実感できなかったり、自動化のエラーに対処できなかったりする事例も少なくありません。
RPA講座を通して運用に必要なスキルを丁寧に学べるため、運用開始後のトラブル回避にも繋がります。自社のITスキルに自信がない場合はRPAツールの講座を受講するのをおすすめします。
ココがポイント
RPAで効果を発揮するには、業務を自動化するまでの過程が大切
2-3.他社に対するRPA導入のサポートスキル
近年、RPAツールは大手企業を中心に広がりを見せており、あわせてRPAの導入や導入後のサポートを行う事業も注目を集めています。そのようなRPA導入サポートを事業に取り入れようとしている企業にもRPA講座が有用です。
RPA講座では「業務フローの明確化」「保守管理方法」「トラブル対処」といったRPAの使い方をわかりやすく指導しています。それらの基礎的な知識を学べるほか、「どのように指導を行うのか」のノウハウも学べるのもポイントです。
導入サポートのなかには、担当者へRPAの使い方を教えたり、マニュアル作成を代行したりするサービスもあります。
システムを代理導入するだけでは顧客満足度を満たすのは難しいため、肝心のソフトをどう扱うのか、正しいサポートスキルを磨くためにもRPA講座の受講をおすすめします。
3.RPA講座の具体例
RPA講座はさまざまな企業や団体によって運営されています。講座によって対応しているRPAツールやサポート内容が異なるため、受講前に内容をチェックしておくと安心です。
ここでは、RPA講座の具体例について、それぞれの特徴やサポート内容をご紹介します。
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3-1.RPA業務自動化(BizRobo!)講座
料金 | 受講料 82,500円 入学金 9,900円 教材費 3,300円 |
受講時間 | 90分×10回(15時間) |
WinスクールのRPA業務自動化講座は、RPAツール「BizRobo!」についての講習を行っています。対面式、オンライン方式どちらでも受講できるため、環境を選ばずにRPAについて学べます。
社員研修・新人教育の多人数での受講にも対応しており、企業の要望に合わせて講師派遣も行っています。社員の足並みを揃えてRPAスキルを身に着けたい場合には利用するのも選択肢のひとつです。
3-2.eラーニング講座 どこでもWinActor
料金 | 個人:コースごと3,300円~、全16コース 法人:年間99,000円/1ユーザー~ |
受講時間 | 1コース中に3~20分のチャプターが10~20個程度 |
eラーニング講座 どこでもWinActorは、オンラインで学べるRPA講座です。オンラインで音声付き動画を見て学習する講座のため、いつでも・どこでもインターネット環境さえあれば学習できます。
WinActorの理解度に応じた複数のコースがあり、自分のレベルに合った講座を受けやすくなっています。ひとつのコース内が10~20個程度の短いチャプターに分けられているため、空いた時間に学習を進められるのもメリットです。
3-3.無料のオンライン講座 UiPathアカデミー
料金 | 無料 |
受講時間 | 1.5時間~ 全8コース |
UiPathアカデミーはRPAのベンダーが提供している無料のオンライン講座です。自身のスキルや学びたい内容に応じて8つのコースから選択できます。
コース内のチャプターは1つ1.5時間~と長めですが、テキストや動画を見て学習を進められるため、受講者が自分のペースに合わせて学習できます。
理解度チェックのクイズが用意されていたり、実際にUiPathを操作して自動化プロジェクトを作成できたりと、確実なスキルを得られる工夫がされているのも特徴のひとつです。
4.RPA講座を利用する際の注意点
RPA講座なら、ツールの利用方法や業務効率化の方法を効率よく学習できます。とはいえ、講座を受けるだけで満足してはいけません。十分な学習効果を得るには、いくつかのポイントに気をつける必要があります。
ここでは、RPA講座を利用する際の注意点についてご紹介します。
4-1.自社の目的に合った講座を選ぶ
RPA講座を選ぶときは、自社にあった講座を選ぶのが重要です。RPA講座によって対応しているソフトや学べる範囲が異なるため、場合によっては講座内容と目的や環境にあっておらず、学習の効果を十分に得られない可能性もあります。
そのため、何らかの目標がある場合はそれに合った内容を学習できるRPA講座の選択がマストです。
事前に自社の目標や従業員のスキルを洗い出したうえで、受講する講座の対応RPA、コース難易度、サポート内容などを比較検討するのをおすすめします。
4-2.学習時間を確保する
RPA講座の効果を最大限得るには、学習に費やす時間の確保も大切です。学習完了にかかる時間はRPA講座によって異なるため、確保できる学習時間に合わせて講座を選択する方法もあります。
時間が十分に確保できない状態で無理にRPA講座を受けようとすると、受講者の負担が大きくなるほか、肝心のスキルが身につかない可能性が残るのも事実です。
なかには、テキストベース・動画ベースで学習を進められるRPA講座もあります。自分のペースに合わせて学習できるため、まとまった時間を確保しにくい場合は対面式以外のRPA講座を利用するのもポイントです。
4-3.受講後に業務に役立っているか確認する
RPAツールは、導入すれば業務を効率化できる魔法のシステムではありません。実際には、RPAの効果検証などを含むメンテナンス作業が重要です。
RPA講座を受講したあとは、実際に業務効率化に役立っているのか、運用中のRPAがもたらす効果検証を行う必要があります。
また、上層部の指示でRPA講座を受講したものの、肝心の担当者がきちんと学習できていないトラブル事例も見受けられます。RPAの講座費用や導入費用がムダになってしまわないよう、どのように業務改善に繋がっているのか明確化する作業が大切です。
PA化をしても求めている効果が出ていない場合、利用している講座を変更したり、受講体制を見直したりといった対処のもと、RPAの運用方法を根本から考える必要があります。
5.まとめ
RPA講座を受講すれば、RPAツールの使い方から実践的な運用方法まで、業務効率化に役立つスキルを学習できます。社内教育にかかる手間をかけずに、効率よくRPAツールを利用できる人材を増やせるのがメリットです。
とはいえ、RPA講座で得られたスキルを活かすにはいくつかの注意点が残ります。場合によっては、RPA講座を受けても業務効率化に繋がらない可能性も。
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