RPAツールでWeb操作も自動化できるのをご存知ですか?Web上の口コミなどを情報収集したり、Webサービスへのデータ入力を自動化できたりと、RPAならさまざまなWeb操作を自動化できます。
この記事では、RPAで自動化できるWeb操作とはなにか、RPA化するメリットを一挙にご紹介します。また、RPAによるWeb操作で注意すべきポイントについても解説しますので、あわせてご参照ください。
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1.RPAで自動化できるWeb操作とは
RPA(Robotic Process Automation)とは、人の手でしか作業できないとされていた仕事も、より高度かつ正確に行えるツールです。そんなRPAでは、Web操作をはじめパソコン上のさまざまな定型業務を自動化できます。
ここでは、RPAで自動化できるWeb操作について解説します。
1-1.Webサイトからの情報収集
RPAなら、Webサイトからの情報収集も自動化できます。RPAは指定したサイトへ定期的に訪れ、指定範囲のデータを収集させる作業を自動的に行えるのが特徴です。必要なタイミングに、実用的な情報を収集してエクセル等のデータに保存できます。
競合他社の価格情報を毎日収集したり、自社製品の口コミを集めたり、手作業で情報収集する手間を省きつつ時間を有効活用できるのがWeb操作をRPA化するもっとも大きなメリットだと言えるでしょう。
ココがポイント
RPAなら指定のスケジュールで定期的かつ自動的に口コミ等のデータを収集できる
1-2.ブラウザの操作
RPAなら、Webブラウザの操作も自動化できます。たとえば、ログイン処理やフォームへの入力など、繰り返し行う定型業務や、内容の定まっているデータ入力ならミスなく完璧にこなすことが可能です。
基本的に、クリックや特定のワードを入力する作業なら、ほとんどのRPAツールで自動化を実現できます。
1-3.Webサービスの利用
RPAツールなら、Webサービスの操作も自動化できます。APIを通じてWebサービスと連携できるサービスや、SaaSなどのWebサービスをそのままRPAツールが自動的に操作することも可能です。
メールの送信や在庫等のデータベース更新など、定期的な作業のほとんどを自動化できます。エクセルに入力されたデータをもとに、顧客管理システムへ自動転記するといったWeb操作もRPA化できます。
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2.RPAでWeb操作を自動化するメリット
RPAツールなら、Web操作だけでなくさまざまなパソコンの定型業務を自動化できます。RPAのシステムでWeb操作を自動化すれば、「定常的な業務を忘れない」「単純作業を自動化できる」などさまざまな効率化を実現できるのがメリットです。
ここでは、RPAでWeb操作を自動化するメリットについて解説します。
2-1.定常的な業務を忘れずに実行できる
RPAを使用すれば、定常的な業務を忘れずに実行できるメリットがあります。RPAは事前に設定したスケジュール通りに作業を実行してくれるため、「日次・週次・月次」といった特定の間隔で作業を実行させられます。
たとえば、毎月の特定データを取得するWebスクレイピングといったWeb操作もRPA化しておけば、常に特定日次で最新の情報を取得できるのがメリットのひとつ。月次レポートの作成をはじめとして、業務漏れを防ぎつつ作業品質を向上させられます。
ココがポイント
RPAツールでWeb操作を効率化すれば、定常的な業務を自動化できる
2-2.単純作業の手間を省ける
RPAでWeb操作を自動化すれば、単純作業の手間を大幅に削減できるのがメリットです。RPAツールは時間と手間の掛かる繰り返し作業の多くを自動化でき、「コピペ」「特定ルールに基づくデータの分類」「顧客属性に合わせたメール」などさまざまな単純作業を効率化できます。
時間の掛かる単純作業も、24時間365日働けるRPAツールを使えば、真夜中にソフトを稼働させて出社時間に最新データを取得・レポートを作成しておくといった効率化も可能です。また、ヒューマンエラーによる転記ミスといった心配も必要ありません。
2-3.より生産性の高い業務に集中できる
RPAツールを活用してweb操作を活用すれば、より生産性の高い業務に集中しやすくなるメリットがあります。定型業務の多くは生産性が低く、単純作業がほとんどです。RPAツールならそれらの作業を自動化できるため、従来の担当者にかかる負担を削減し、浮いた人材をより戦サイン性の高い業務へ注力しやすくなります。
また、従業員がよりクリエイティブな業務に専念しやすくなるため、RPAツールを導入すれば企業としての成長度にも大きく貢献してくれると言えるでしょう。
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3.Web操作にRPAを利用する際の注意点
RPAツールならWeb操作を自動化できるものの、いくつかの点に注意しなければなりません。なかには利用規約などで禁止されている自動化作業もあり、場合によっては大きなトラブルを招いてしまう可能性も。
ここでは、Web操作をRPA化する際の注意点についてご紹介します。
3-1.利用規約で禁止されている操作がある
RPAでWeb操作を自動化するもっとも注意すべきポイントは、利用規約で禁止されていないかどうかの確認です。RPAならWeb操作を自動化して口コミ等のデータを収集できる一方で、各ホームページやWebサイトではそういった「ツールを使用したデータ収集(Webスクレイピング)」を禁じているケースがあります。
Webスクレイピングが禁止されているにも関わらず、サイトでのデータ収集を自動化していたり、また自動ログインを有効化していたりすると、法的なトラブルに巻き込まれてしまう可能性も。
RPAツールでWeb操作を自動化する際は、アクセス先のサイトにおける利用規約を事前に確認しておくのをおすすめします。
ココがポイント
Webスクレイピングが原因で大きなトラブルを招くため、利用先サイトの規約をしっかり確認する必要がある
3-2.サーバーに負荷がかかるリスクがある
RPAツールでWeb操作を自動化すると、アクセス先サーバーに負荷がかかるリスクについても注意しておきましょう。一部のRPAツールや、自動化した作業内容によってはアクセス先に大量のリクエストを送ってしまいます。
その結果、サーバーに過負荷をもたらしてWebサイト側にアクセス障害などを起こしてしまう可能性も否めません。RPAツールでWeb操作を自動化する際は、サーバーへの負荷を考慮して一定間隔を空けて操作を行うなど、一定の配慮が求められます。
3-3.セキュリティ対策が必要
RPAツールでWeb操作を自動化する注意点に、セキュリティ対策の必要性があげられます。仮にRPAツールへ不正アクセスされてしまうと、自動化しているWeb操作をすべて実行できるようになってしまいます。
たとえば、「RPAツールでWebサイトへのログインを自動化」「顧客データをSaaSへ転記」といった作業を自動化していた際、不正アクセスされてしまうとユーザーIDやPW、顧客データまでさまざまな重要情報が漏洩してしまう可能性も。
そのため、RPAの操作ログを監視する体制の導入や、どのような業務範囲をRPA化するか、自動化するWeb操作の範囲を定めておくのがベストです。
4.RPAでWeb操作を自動化する方法
RPAでWeb操作を自動化するには、「ツールの導入」「システムの設定」「適宜メンテナンス」などの手順が求められます。RPAは導入すれば業務効率化を実現できるツールではないため、適切な導入手順を心がけることが大切です。
ここでは、RPAでWeb操作を自動化する方法についてご紹介します。
4-1.RPAツールを導入する
RPAでWeb操作を自動化するために、適切なRPAツールを導入する必要があります。RPAツールには多種多様なソフトが登場しているものの、ほとんどのシステムでWeb操作を自動化することが可能です。
代表的なRPAツールではUiPathやBlue Prismなどがあげられます。大手のRPAツールは多岐にわたる業務の効率化に長けている一方で、さまざまなオプションが付帯しており料金が割高になってしまうソフトウェアがあるのは否めません。
そのため、Web操作を自動化するためにRPAツールを導入するときは「必要な機能が搭載されているか」「ランニングコストと費用対効果が見合うか」「自社で導入しやすいツールか」などをチェックしましょう。
特に、自社のITスキルに不安を覚えている場合は、導入前後やサポートまわりがしっかりしているRPAベンダーを選ぶのもおすすめです。
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4-2.自動化の設定を行う
RPAツールを導入したら、実際にWeb操作を自動化する設定(シナリオ作成)を行います。どのWebサイトに訪れて、どの情報・データを取得し、保存するのかなどを一つひとつ設定します。
たとえば、ExcelからデータをWebブラウザへ自動転記する作業をRPA化するには、以下の手順をシナリオに設定しなければなりません。
- Excelを開く
- 特定列をコピー
- 該当ブラウザを開く
- URLを参照し特定サイトへログインする
- 特定のフォームへカーソルを移動
- コピーしたデータをペーストする
- フォームの入力を完了
言い換えれば、RPAでWeb操作を自動化するには各手順を事細かに登録しなければなりません。業務手順を詳細に把握していなければ業務の効率化を実現できないため、注意が必要です。
4-3.必要に応じて設定を調整する
RPAでWeb操作を自動化したあとも、必要に応じて設定を調整する必要があります。特にWebサービスは定期的にUIなどが変更されるケースがあり、既存の自動化手順で作業をRPA化できなくなる事例も少なくありません。
そのため、サイトのメンテナンスやレイアウト変更に合わせてRPAツールも適宜調整する必要があります。また、運用によってどのような業務効率化の効果が得られているのか、定期的なモニタリングも必要です。
RPAでWeb操作を自動化したあとは、定期的にWebサイトのレイアウトが変更されていないか、などのチェックを欠かさずに行いましょう。
5.オーダーメイドRPA制作サービス「RaBit」ならWeb操作を簡単に自動化できる
RPAツールを使えばWeb操作を自動化できるため、さまざまな業務の効率化に貢献します。しかし、実際にRPAツールを導入するにはさまざまな手順が必要なほか、定期的なメンテナンスなどITスキルが求められるのも事実です。
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6.まとめ
RPAツールなら、Web操作をはじめとしてさまざまな定型業務を自動化できます。また、SaaSなどのWebサービスを自動化できるRPAツールもあり、幅広い業務を効率化できるのもメリットです。
一方で、データの収集などWebスクレイピングはアクセス先サイトのサーバーに負荷が掛かり、多大な迷惑をかけてしまう可能性も。サイトによっては利用規約等でRPA等によるWebスクレイピング行為を禁じている事例もあるため、注意が必要です。
とはいえ、RPAツールはWeb操作だけでなくさまざまな業務を自動化できます。「既存の単純作業を自動化したい」「Web操作を簡潔に行いたい」といったお悩みを抱えている方は、ぜひこの機会にRaBitまでご相談ください。
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